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U19インタビュー

更新日:2020年8月6日


2018年7月14日~7月22日にかけて開催された『第5回U-19世界選手権大会』において法政大学体育会アメリカンフットボール部から5人の選手が日本代表として活躍しました。世界に出て感じたことや同年代の選手とプレーして考えさせられたことを聞きました。 二年 OL 松本鐘太選手 Q.日本代表としてプレーした感想を教えて下さい。 A.はじめての国際大会参加ということでしたが、あまり緊張はしませんでした。teamJAPANとしてアメリカンフットボールのゲームをできることのワクワクが強かったです。外国人選手とマッチアップするという非常に良い経験ができたと思います。 Q.日本と海外でプレーの差はありましたか? A.外国人選手は全員が日本人選手よりも技術が優れているというわけでは全くなく、単純なパワースピードが日本人と比べてかなり高いレベルでした。また非常に気が荒く日本人選手とマッチアップする時とは緊迫感が違かったと思います。 Q.自分のプレーで通用した点と通用しなかった点を教えて下さい。 A.スタートのスピードとファンダメンタルの高さは外国人選手よりも優れていました。通用しなかった点はやはりフィジカルで綺麗に当たれても押せない、手を打ちに張れてもラッシュを止められないということが多々ありました。 Q.海外の選手と戦うことで何か成長した点はありますか? A.海外選手との対戦は毎プレー全力でプレーし意識する点を全て意識してプレーしないとやられてしまうという緊迫感がありました。その点で最後まで丁寧にプレーをやりきりフィニッシュまでしっかりやることの大切さを身をもって感じることができました。また高いレベルのコーチから指導を受けて今までとは大きく違うテクニックを教わることができたのも大きな収穫です。 Q.印象に残ってる試合はありますか? A.印象に残っている試合はカナダ戦です。OLが3枚故障してしまい、左Tで先発でしたが、右GそしてCを急遽プレーしました。しかし優勝国カナダ相手にロングドライブを仕掛けることも多くでき最後まで1タッチダウンを取りに行くという熱いゲーム展開にプレーしながら燃えました。 Q.他大学の選手とは普段どのような話をしましたか? A.ほかの選手も非常にレベルが高く多くの刺激を受けました。国際大会を経験したことのある選手も多くいました。違うチームから集まった選手とそれぞれが受けてきた指導から学び実践していることをお互いに共有しました。 Q.オレンジでも取り入れた方が良いと感じたことはありますか? A.オレンジは現在フィジカルの強化に重きを置いていますが、アサイメントの理解を深め、相手を徹底的に分析することがいかに勝利につながるかを今大会で学びました。なのでオレンジもその点でまだまだ改善できることがあると思います。 Q.秋シーズンの抱負をお願いします。 A.秋シーズンは頭を完璧に整理した状態で臨み、プレーでは思い切りの良いプレーで相手を圧倒したいと思います。相手選手に恐れられるような存在になれるよう頑張ります。 二年 DL ⻑内駿弥選手 Q.日本代表としてプレーした感想を教えて下さい。 A.本当に自分が日本代表でいいのか不安でした。実際にプレーをしてみて周りのレベルの高さにとても驚き、自分はまだまだ未熟者であると再確認できました。 Q.日本と海外でプレーの差はありましたか? A.日本人に比べ外国人の人たちは礼儀が正しくなく、開会式も閉会式も黙って並ぶことができていませんでした。その点、日本人の礼儀正しさは突出していたと思います。また、体の大きさが業務用冷蔵庫レベルに大きく遺伝子には勝てないと思いました。勝つにはチームワーク、フィジカルの強さが重要だとしみじみ感じました。 Q.海外の選手と戦うことで何か成長した点はありますか? A.世界にはこんなにも体が大きく、運動神経が良い人がいるのかと衝撃を受けたのでこれからもっと頑張ってこの人たちに追いつきたいと思いました。目標とする人達に出会えたので、それが僕にとっての成長につながるものになりました。 Q.印象に残ってる試合はありますか? A.メキシコ戦です。メキシコの3番のランニングバックを何回もタックルしパックしてるのに外されてしまい、同じ人間とは思えませんでした。 Q.他大学の選手とは普段どのような話をしましたか? A.それぞれの大学、高校のテクニックを話し、動画を見せ合うことでとても勉強になりました。 Q.秋シーズンの抱負をお願いします。 A.夏は、とにかく進化し続けて日本代表で同じだった人達に驚かれるほど上手くなり、日本一になります。応援よろしくお願いします。 二年 DB ⾏友捷⼈選手 Q.日本代表としてプレーした感想を教えて下さい。 A. 5位という不甲斐ない結果に終わり、また、メキシコ、カナダ相手にあと一歩のとこで負けてしまい悔しかったです。しかし、日の丸を背負ってプレーした2週間は選手としてだけでなく、人間としても成長することが出来ました。 Q.日本と海外でプレーの差はありましたか? A. 日本は出場国の中でも圧倒的にサイズは小さかったです。また、反則でプレーを無駄にしてしまう国が多かったのですが、それに比べて日本の反則は少なく、フットボールに対して真摯に向き合っていました。これはフットボールをする上で一番大切なことであると思いました。 Q.自分のプレーで通用した点と通用しなかった点を教えて下さい。 A. 通用しなかったのは、タックルです。自分より身体能力が高く、サイズの大きい選手に対して、タックルが通用しなかったのが課題となりました。相手の懐にタックル出来るようにならなければいけないと思います。しかし、スピード負けはあまりしなかったです。 Q.海外の選手と戦うことで何か成長した点はありますか? A. メキシコの標高は約2300mと高く、酸素が薄いので、高地順応するのが難しかったです。また、食事面でも合わないものが多くありました。環境の悪い中でも、コンディションをベストに持っていけるように調整出来たことが成長した点です。 Q.印象に残ってる試合はありますか? A. メキシコ戦です。開幕戦とあってスタジアムには多くのメキシコ人サポーターがいました。完全アウェーの中、フィールドでは声が通らないほどの歓声に飲まれてしまい、息苦しくとても戦いにくかったです。日本では味わうことの出来ない試合となりました。 Q.他大学の選手とは普段どのような話をしましたか? A. チームの練習事情やウエイトの話です。 Q.オレンジでも取り入れた方が良いと思ったことはありますか? A. フィジカルアップです。チームは世界基準のフィジカルを掲げているので、厳しいトレーニングを引き続き取り組む必要があると思います。 Q.秋シーズンの抱負をお願いします。 A. この日本代表での経験を少しでも多くチームに還元出来たらなと思います。秋シーズンでは、チームの勝利に貢献出来るように頑張ります。応援宜しくお願いします。 一年 QB 小田賀優介選手 Q.日本代表としてプレーした感想を教えて下さい。 A.全体的にとてもいい経験になったと思います。中学生の頃に同じチームだった人や高校生の時の他校の友達と久し振りに一緒にプレーすることが出来て、とても嬉しかったし楽しかったです。高校生で選ばれてる選手たちからもとてもいい刺激を受けることが出来ました。 Q.日本と海外でプレーの差はありましたか? A.体の大きさが1番大きな違いだったと思います。 Q.自分のプレーで通用した点と通用しなかった点を教えて下さい。 A.通用したところは元気だけかなと思います。また、自分の長所はパワーだと思ってましたが、ほとんどの選手に対してパワーは通用しませんでした。 Q.海外の選手と戦うことで何か成長した点はありますか? A.気持ちの部分がとても成長したと思います。外国人のタックルは日本人より比べ物にならないくらい強かったです。そんな外国人に倒されても諦めずに立ち上がることが出来た自分に少しだけ自信がつきました。 Q.印象に残ってる試合はありますか? A.全試合印象強いですが、特にオーストラリア戦が1番印象に残っています。最終戦だということもあり、チーム全体としてとても完成度の高いプレーをすることが出来たからです。また、何よりもタッチダウン出来たことが大きな理由です。 Q.他大学の選手とは普段どのような話をしましたか? A.フットボール面では普段の自分の学校ではどんな取り組みをしているのかということを1番話したと思います。 Q.オレンジでも取り入れた方が良いと思ったことはありますか? A.日本代表は2週間という短い期間の中で戦っていかないといけないため、プレーの内外関係なくよりコミュニケーションをよく取っていたと思います。コミュニケーションの面ではオレンジでも継続していきたいです。 また、短い期間でプレーを理解することが多く求められました。u19のQBを見ていて、オレンジではQBとしてもっともっとプレーを理解することが必要だと感じました。また、チーム全員がプレーを理解することは大切だと思いました。 Q.秋シーズンの抱負をお願いします。 A.このu19の大会では5位という悔しい結果に終わってしましましたが、オレンジでは日本一になるために感謝を忘れず、自分らしく堂々とプレーしたいと思っています。応援よろしくお願いします。 一年 OL 榊原弥選手 Q.日本代表としてプレーした感想を教えて下さい。 A.この2週間は自分にとってとてもいい経験になりました。日本と海外のトッププレイヤー達とプレーし自分に何が足りないのかが明確になりました。この経験を活かして日々努力し、日本一に貢献したいです。 Q.日本と海外でプレーの差はありましたか? A.技術面ではそれほど変わらないがフィジカル面では圧倒的な差があったと思います。 Q.自分のプレーで通用した点と通用しなかった点を教えて下さい。 A.今まで日本ではランブロックに自信があったが海外の選手とやるとフィジカルに差があり自分のブロックは全然通用しなかったと思います。 Q.海外の選手と戦うことで何か成長した点はありますか? A.日本にはあまりいないデカくて早い相手と戦えたので技術面で成長できました。また、色々な人とコミュニケーションを取らなくてはいいプレーはできないので積極的にコミュニケーションを取ることにより色々な考えを吸収できたと思います。 Q.印象に残ってる試合はありますか? A.カナダ戦です。4Qに出場したがその時試合は競っていて点がほしい場面ということもありいい緊張感で試合に入れたのでやはりカナダ戦だと思います。 Q.他大学の選手とは普段どのような話をしましたか? A.自分のチームではどのような練習をしているかとか他のチームとブロックのサインが違ったためそこの意識のすり合わせをするためにブロックについて話をしました。 Q.オレンジでも取り入れた方が良いと思ったことはありますか? A.やはりコミュニケーションだと思います。ミーティングはとても多いですが日本代表では短い時間しかないため要点もまとまっておりとても簡潔なミーティングになっていたのでそれをチームでもやりたいです。 Q.秋シーズンの抱負をお願いします。 A.出るとしたら他の選手を押し出して出るわけだから法政オレンジの代表という自覚を持って他の選手にも認められるようなプレーをして優勝を目指して頑張りたいと思います。




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